<   2015年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧


残念なお知らせ

 残念なお知らせをしておかなければなりません。

 先の記事で紹介した国連FAOのRonald Vargasさんが、タイで開かれていたアジア土壌パートナーシップ(ASP)のワークショップのあと、もうひとつのASP、すなわちアフリカ土壌パートナーシップのワークショップのためにガーナへ行かなければならなくなりました。このため、火曜日(19日)のわたしたちのシンポジウムには出席できないことになりましたので、お知らせしておきます。

 全身から土壌に対する熱情があふれているような彼の話をじかにお聞きいただけなくなったのはたいへん残念なことですが、タイのワークショップに出席していたかたが夜中の3時までかけて、Vargasさんのメッセージを動画に撮ってきてくださいましたので、19日のシンポジウムでは「ビデオ出演」ということにさせていただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

[PR]

by pivot_weston | 2015-05-17 12:29 | ブログ

「アジア土壌週間」のスタート!

 本日5月13日から、国連の「世界土壌デー」(12月5日)が国王の誕生日に当たり、去年のその日に「国際土壌年2015」の開始式典が開かれたタイのバンコクで「アジア土壌パートナーシップ・コンサルテーション・ワークショップ」が始まります。東は日本、北はモンゴル、西はアフガニスタン、南はインドネシアにまでわたるアジアの30か国の代表が集まり、現在のそれぞれの国の土壌が置かれている状況と、これからそれをどのようにすればよいかを15日までの3日間にわたって話し合います。

 先に予告したわたしたちの「国際シンポジウム」には、このワークショップを主催するローマの国連FAOの地球土壌パートナーシップ(GSP)事務局から、このワークショップに出席したRonald Vargasさんがそのまま来日し、わたしたちに、このワークショップの成果も踏まえて、いま世界の土壌を守ることの大切さを語ってくれます。

 土壌を守るのは食べるものがなくなってわたしたちやわたしたちの子孫が飢え死にしないようにするためですが、その前に、食べるものが少なくなった段階で予想される争いを防ぐためでもあります。いますでに世界各地でさまざまな紛争が起きているのは、その食糧不足の時代の予兆と言ってもいいものです。

 土壌に自活力のない(だから、過去に何度もアフリカやアジアや新大陸で争いを繰り返してきた)欧州、土壌そのものが消えていこうとしているアフリカや中東、さらに、ほんの400年前には「緑のニューフロンティア」だった大地が一気に砂漠化する前夜とも言われている新大陸――といういまの世界の状況を考えると、これからの世界の土壌政策、食糧政策、さらに言えば安全保障政策をどうするかを考えるときに、アジアの果たす役割はきわめて大きいのです。土壌は人の「食」「生命」を支えるもの、すなわち安全保障の根幹であり、兵器や武力をどうするかを語るのは安全保障政策の最後の段階にすぎません。

 その意味で、本日からの「タイ・ワークショップ」は注目に値しますが、その結果を念頭に来日するVargasさんの話が聞けるシンポジウムにも、ぜひ日本のこれからの時代を担う若い人たちにご参加いただき、わたしたちといっしょに、これからの世界の人たちができるだけ長く、できるだけ平和に暮らしていける方法を考えていただきたいと思います。

[PR]

by pivot_weston | 2015-05-13 08:04 | ブログ

みんなで「土」のことを考えましょう

 このたび、わたしたちのアジア土壌保全ネットワークのWebサイトが無事公開にまでこぎつけましたので、お知らせしておきます。

 なお、当ネットワークでは、2015年5月19日火曜日に永田町の衆議院第一議員会館国際会議室において、

 国際土壌年2015 記念シンポジウム
 「21世紀のアジアの持続可能な発展と土壌保全」
 ~アジア・日本の土壌を考える~


 と題した国際シンポジウムを開催いたします。

 国際土壌年の世界の土壌保全の取り組みを先頭に立って進めているローマの国連食糧農業機関(FAO)の地球土壌パートナーシップ(GSP)事務局からRonald Vargasさんが来日し、日本の土壌学者やジャーナリストのみなさんと、いま、わたしたち人間という生き物みんなの命綱である「土壌」が置かれている状況や、これからどうすればよいかということについて話し合っていただきます。

 日本は温帯の偏西風帯に位置する国土が地殻変動で躍動している分、生命力豊かな土壌に恵まれていて、つい、わたしたちの足もとには、種をまけば生きていくために必要な食べ物を育ててくれる「土壌」があるのがあたりまえと考えてしまいがちですが、実はこれ、わたしたちの目に見えている風景画像を超早送りで再生すると、ちょうどあの、テレビの天気予報のときに出てくる「雲の写真」のように、地球の表面で現れては消えている薄いベールのようなものにすぎません。わたしたちがふだんからしっかりと意識し、守れる方法を考えていかないと消えてしまうかもしれない、はかない命綱、というか「命のベール」なのです。生物多様性を守りましょうという取り組みを始め、わたしたちの生命環境の保護に関する取り組みはすべて最終的にはここに行きつくのではないかと思えるような領域のお話です。

 入場料は無料で、上のサイトからのご参加お申し込みは5月15日金曜日まで受け付けておりますので、ご興味がわきましたら、どうぞお申し込みください。

[PR]

by pivot_weston | 2015-05-09 11:30 | ブログ