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節目の日

今日は節目の日だ。

人間のいう「時間」なんてものがこの宇宙でどれほどの意味をもっているのかわからないが、
ともかく、わたしやまわりの人の生活環境が大きく変化した日から
10年という歳月が経過したことになる。

10年前の今日も暑い日だった。
夜の8時近くまで屋外に出ることはなかったので、
さっき、外に出たときに感じたような暑さは感じていなかったが、
夜の8時近くになって息子と横ならびで外へ出たとき、
開いた自動ドアのすきまから
ぼってりとした、むっとするような空気が全身にぶつかってきたのをおぼえている。

もうこれから、別の世界へ行くんだ。

息子に口でそんなことをいったりはしなかったが、
その瞬間、そう思った。

そして、その翌日から、
ほんとうにそれをひしひしと実感しながら生きてきた。

その結果、いまなにを感じるかというと、
実は、自分自身はなにも変わっていないような気がする。

頭の毛などは、人間のいう「時間」というものがけっこう吹き飛ばしてくれちゃったが、
自分のなかにある感覚としては、
ほんとうになにも変わっていないような気がする。

まあ、それでいけないということはないだろう。

変わることを拒むまいとは思って生きてきた。
その結果がこれなのだから、
ま、40代の半ばから50代の半ばなんて、こんなものなのかもしれない。

あらためてディテールをふりかえってみると、
いろんなことがあったなあ、という気がしないでもないが、
それとても、あらためてふりかえってみればのことだ。
自然に湧いてくる実感としては、そんなことは感じない。
今日が10年前の今日の翌日でも、
なんら違和感はないように思う。

人生とか、人間の命とかいうものなんて、この程度のものなのか。
ちらりとでもそう感じるところを見ると、
わたしという生き物は、心の底では
もっと手ごたえとか、歯ごたえとかいったものをほしがっている
欲張りな存在なのかもしれない。

まあ、でも、内面の底の欲深さとは別に、
表面では、これまた10年前となにも変わることなく、
明日をも知れない暮らしを続けている。

10年前に10年後があるとは思っていなかったように、
いまもこれから10年後があるなんて想像することもできないけど、
ま、変われへん人間は変われへん人間なりに、
その日その日を生きていくしかあるまい。

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by pivot_weston | 2010-07-18 12:13 | ブログ

ゲゲゲのなつかしさ

『ゲゲゲの女房』の女房さんには、感心する。

なんであの「呼吸」がわかるのだろう。

昭和50年代のあの歳のころの女の人ならわかるけど、
いまの時代のあの歳のころの女の人なのに、
どうしてあの「呼吸」がわかるのだろう。

水木さんがテレビを買いに行こうとして、
テレビを買いに行くともいわずにお金を出してといったときの、
あの呼吸、お金の出しかた、
すべてが完璧にそのまんまだった。

ものすごく時代状況の読める女優さんなんだろうか。

あ、待てよ、わたしたちも水木さんとは時代がずれているか。
たしか、『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめて見たのは、
小学校の高学年のころだったように思う。

ということは……、
ん、待てよ、どういうことだ。

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「わかってほしい」と「わかる」

都会の歩道を自転車で走っていると、
すれ違う人や、追い越す人から、
このどちらかのメッセージが伝わってくる。

いや、以前はこのふたつをならべて書いても違和感はなかったが、
最近は「わかる」が伝わってくることはほとんどなくなった。

携帯電話とにらめっこをしている人にかぎらず、
前のことも、うしろのことも気にせず、
自分の世界だけでふらふらと予測のつかない動きをしたり、
なにがあろうとまっすぐに歩いたりして、
「わかってほしい」、いや「わかってくれ」、いや「わかれよ、トーゼンだろ」
のメッセージを発している人がほとんどになった。

こんなに身のまわりの人に気を配らない時代が来ていることに
だれか気を配らなくてもいいのだろうか。

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by pivot_weston | 2010-07-15 14:42 | 西新宿

息子の職場

また久々にピンボケケータイ写真ですが、
ちっちゃなちっちゃな雨粒の舞う日曜日、
こんなけぶったニューヨーク
みたいな景色の展開する西新宿の高みにのぼり、
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刺身定食を食べて、

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さあ帰ろ、と思ったら、
そこにかつての息子の職場があったのでありました。

連絡をしても返事もせん息子のやつめ、
けっこうええところではたらいとったのとちゃうやろか。

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by pivot_weston | 2010-07-14 11:30 | 西新宿

いまどき……

珍しい知らせですが、
『黒十字の騎士』(ヴィレッジブックス)
2000部増刷が決まりました。

累計の発行部数はこれで3万1000部。

遠い昔には40万部出た本もあったけど
(残念ながら、訳者名がわたしではなかったので、
懐はそんなに潤わなかったのだけど)、
ヴィレッジブックスの営業のかたも、
「じわじわとコンスタントに売れ続けている」
とおっしゃっているそうで、
うれしいことですね。

気楽にすかっと楽しめる
中世を舞台にした冒険活劇小説ですので、
みなさんも夏の木陰でのパスタイムにいかがですか……
なんてね。

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空想の続き

現代サッカーの最先端を行くようなすごい試合の末に、
三貂角が台南を突き破りましたね。

で、ふと気がついたのですが、
わたしがサッカーという競技の美しさに気づかされたのが、
1982年のスペインW杯のとき。

イタリアのパオロ・ロッシが得点王になったときですね。

1999年の世界ユースの決勝で日本をコテンパンにやっつけ、
今回のスペイン代表の優勝メンバーの主力になっていたのも、
あのころ生まれた子どもたちだったんですね。

とすると、
2030年W杯の決勝は日韓対決になるとか……。

相変わらず空想が続くのでありました。

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by pivot_weston | 2010-07-12 12:30 | スポーツ

W杯は台湾対決

オランダ vs スペイン――と聞いて、ひらめいた。

沖合を通り、
「イラー・フォルモサ(美麗島)」と名づけたポルトガル人が去ったあと、
台湾の南と北に入植を試みた国同士の対決だ。

オランダは
現在の台南市安平にTayouan(ターユアン)という名前をつけて
Zeelandia(ゼーランジャ)城を築き、
そのTayouanというオランダ語が
「大員」「台員」などと書かれて「台湾」に変化してきた。

スペインも
台湾の北東(与那国、石垣島寄り)に突き出た岬にSantiago(サンティアゴ)の名前をつけ、
その名を「三貂角(サンティァオチャオ)」という変形されたかたちで
現代に残している。

とすると、
次のブラジルW杯の決勝戦あたりは、
両国のあとを受けた中国 vs 日本の対決なんてことになるか。

それとも、
人口200万の四国程度の広さの国、スロベニアでもあそこまでやれたのだし、
よそ者にばかりいい思いをさせてはならじと奮起して、
この4年のあいだに
誇り高き台湾原住民系のチームがメキメキと力をつけ、
アジア予選をぶっちぎりで通過して、
W杯でも常連国を圧倒するとか……。

楽しい空想のふくらむ顔合わせだ。

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by pivot_weston | 2010-07-10 15:57 | スポーツ

よみがえる時間

いろんな成り行きで、
ある人の人生を絵屏風のようにしてふりかえる材料を
ひろい出して整理する仕事を頼まれた。

世界的に実績を残してこられたかただが、
25年ほど前からおつきあいをさせていただいている。

写真というのは、おもしろい。
写っているのは25年ほど前の中国で、
わたし自身とはまったく無縁の地だが、
そのかたの当時を思い出すせいなのかどうなのか、
その写真を構成している粒子がなつかしい感覚を呼び起こし、
写っている空間の感触のようなものまで感じさせてくれる。

人民服時代の中国だ。

ところで、
最近、ある国際会議に出かける日本の代表団のために作成した英文の文書が
好評を呼んでいるらしい。
ちょっとうれしい。

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by pivot_weston | 2010-07-08 08:41 | ブログ

背にかかる子どもの声

背なかを追いかけてくる子どもの声
というのは、どうもいけない。

いまでも、次女が生まれるとき、
長女を10日ほど施設にあずけ、
5日目の面会後に、
さ、早く――とシスターに促され、
門を出ようとしたわたしの背なかを追いかけてきた
長女の泣き叫ぶ声と姿が
脳裏によみがえる。

母性や父性との分離は、
だれしも避けられないものなのだろうが。

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by pivot_weston | 2010-07-04 22:56 | ブログ

人生はめぐる

今日、姉に電話をかけて
「いま、大丈夫、かいな?」
といったら、
「オムツの時間になるまでは大丈夫や」
という言葉が返ってきたので、
「人生はめぐるな」
といって、ふたりでケタケタと笑った。

オムツの主は、
病院へ行って、
「今日はここに泊まってかなアカン」
という医師を
「やや、帰るんや」
といって、振り切って帰ってきているらしい。

与えられたワクのなかで伸び伸び――
みんなそれがいちばんや。

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