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今日の日経から

2面の「政府・与党 あつれき 行刷会議の人選ですれ違い」。

最近、政治をほんの少し内側から見る機会に恵まれているが、
どうやら、新政権はやはり「政権担当慣れ」していないのだろうか。
当然のことだが、そんなところが
かつて「政権担当慣れ」していた小沢さんから見るともどかしく、
またそのもどかしいところを
そのままにしておいてすむような仕事じゃないぜ、これは――
という思いもあるから、
マスコミを通すと「あつれき」の印象を与えるのを承知のうえで、
あえていちいち、言いたいことをはっきり言うことにしているのだろうか。

新政権が乗り越えなければならない問題だね、これも。

笑ったのは、同じ面の「寸言」。

自民党の谷垣総裁が
鳩山首相の所信表明演説に拍手や歓声で呼応する民主党議員を評して、
「ヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けました」
と語ったという。

あら、この人は、
そういう印象を受けたときに、じゃあ――と
自民党政権時代に首相の所信表明演説に拍手や歓声で呼応していた
自民党議員から野党の人たちがどういう印象を受けていたかを
考えてみようとしないのだろうか。

頭のいい人なのだろうが、
やはり視野はそれほど広くないと見える。

自民党という固定化された権力機構のなかで、
いい子、いい子と頭をなでられながら育ってきた人には、
その権力機構に与する人たちの気持ちしかわからないのかもしれない。

世のなかには、いろんな人がいる。
脇役にまわった自分の立場がよほど居心地が悪いのかもしれないが、
安易に「ヒトラー」にたとえるのは、
国民を否定することにもつながりますよ。

5面の「日医の影響力排除 中医協 新体制」。

これは絶対に必要なことだと思う。
日本医師会の人が悪いかどうかは知らないが、
いまの日本の医療界には、ものすごいひずみがある。
それが日本医師会主導の体制のもとで生まれてきたものだとすれば、
いったんそこの人たちに退いてもらうことは必要だと思う。

診療報酬などの改定には、
スーパーなどで導入されているPOPのようなシステムを導入できないものだろうか。
診療現場で医師が+、-の値や短いコメントを入力する。
それをリアルタイムで集計していき、
次の改定のときにベースにする。
そんなシステムができたら、
より実情に即した保険診療ができるような気がするのだが。

同じ面の「八ツ場ダム事業を再検証」。

やはり、もう少し経費が必要になるのか。
国の事業を、国がお金がなくなったから「もうやめさせて」と言っても
そう簡単にはやめさせてもらえないのか。
なにやら、品川・京品ホテルの閉鎖騒動を思い出す。

なんだ、自民党は50年間やりたい放題やってきて、
その結果に責任はとらないのかよ――という気もする。

8面の「ハンガリー 「11年に成長率3%」」。

明るい話題はほっとする。
アジアとヨーロッパの両方の血をひき、
有能な人を多数輩出しているハンガリー、
がんばってよ。

立地は最高。ヨーロッパの中心だもの。

16面の「JFE、経常黒字98億円」と
「JFE商HD 4~9月 経常益55億円に 予想より10億円上積み」。

お、ここにもちょっとよさげなニュースが。
目下青天井の国、中国を中心に鋼材需要は好調らしい。

30面の出版広告特集。

メールマガジンに「ビジネスブックマラソン」というのがあるらしい。
ビジネス書を読みまくるのかな。
しかし、この最後の「マラソン」のネーミング、
どっかからとってきてない?
ま、人にアイデアをまねされるのは
名誉なことかもしれないけど。

41面の水沼貴史さんのサッカー記事「キック なぜ後回し」。

水沼さんの記事も、
なにかサッカーを越えて語りかけてくるものがあるみたいで、
いいなあ。
基本と手段の関係を説いてくれているような気がする。

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by pivot_weston | 2009-10-27 19:10 | 日経新聞

今日の日経から

6面の「外国大学の単独開校 インドが解禁へ」。

アメリカの大学がさっそく進出準備をしていることは書いているけど、
日本の大学は行かないのかな?
日本語が壁になるのだろうか?

同じ面の「太陽電池・リチウムイオン電池 韓国勢、集中投資で攻勢」。

半導体でトップをとられた日本が
このままでは、両電池の分野でも韓国勢にトップをとられる
のではないか、と憂慮する記事。
みすみすそれでは――と思うが、
この記事に書いてあるような韓国のダイナミズムは、
まだこの国にはないような気がする。

9面の「森林管理の排出枠販売 住友林業 企業初、社有林で獲得」。

住友林業が4万ヘクタールを超える社有林を管理して、
カーボン・オフセットの原理にもとづくJ-VERの制度を利用し、
その社有林の二酸化炭素吸収量から算出される
二酸化炭素の排出削減量の販売を始めたという。

企業としては、日本初という。

こういう動きはもっともっと出てこないといけない。
排出削減目標達成のための日本企業の負担を減らす方法だ。

11面の「海外駐在員に若手30人 富士通、2~5年間派遣」。

お、派遣前の国内での研修には
ぜひアルクのヒアリングマラソンをご利用ください。

13面の「HTV、大気圏再突入へ」。

そうか、HTVはそういう輸送機だったんだ。
無人で大気圏再突入ね。
うまくいったら、ほんとに日本は宇宙空間利用の最先端
に立てるかもしれない。

地球の大気圏のすぐ外側の無重力空間は
世界の産業の技術開発のカギを握る空間といってもいい。

17面の「日本郵政社長に元大蔵次官」。

オー、ミステイク!
鳩山さんもどうしてこんなカメちゃんの暴走を許しちゃったんだろう。
こればかりは、誰が見ても……。

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by pivot_weston | 2009-10-26 18:06 | 日経新聞

今日の日経から

1面の「郵政見直し閣議決定 何のための逆戻りか」。

確かに、この記事が言わんとしているように、
亀井さんあたりに旧体制保持のモーメントがはたらいているのかもしれないけど、
「かんぽの宿」の売却手続きはひどすぎた。
あれだけひどいことがあったのだから、
民営化の後退も、とりあえずはやむを得ないのではあるまいか。
民営化後退の責任は、まず誰よりも
あんなことをやろうとしていた人たちにある。

それをたいして問題にすることもなく、
このまま民営化の推進を求めるかのような日経の論調にも
疑問を感じる。

6面の「アフガン、決選投票に」。

いざとなれば、
行く行くは北部と南部の分離もあるうるのか。

暴力組織タリバンの勢いをそぐことができるのなら、
それもひとつの選択肢かもしれない。

7面の「中国、車生産1000万台突破 日本抜き世界一へ」。

当然と言えば当然の流れかもしれないけど、
この勢いには驚く。

中国が本格的に国産車の生産に乗り出したのはいつのことだったのか。

知らなかったけど、
パソコンの生産も2007年から中国が世界一らしい。

13面の「情報管理 クラウド活用 企業の新型インフル対策 富士通がシステム」。

なるほど、
クラウドというのはサーバーをシェアする方式と聞いたけど、
このように、そこにシステムもセットにして
利用枠を販売することもできるのか。

めざすは「かゆいところにも手の届くコンピュータ」かな。

31面の「景気低迷時はクマが売れる?」。

そういや、最近、あちこちの店先で
クマのキャラクターを見かける。

なんでだろう?
テディ・ベアの元祖セオドア・ローズベルト大統領の時代は
まだ大恐慌を迎える前だったと思うが。

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by pivot_weston | 2009-10-21 18:11 | 日経新聞

今日の日経から

2面の「ボスニアに無償資金協力」と
8面の「環境分野で日本と連携 ボスニア外相」。

ボスニアは伸びる、と思う。
スロベニアでクロアチアのほうへ延びる高速道路を見たとき、
そう感じた。
ここが西ヨーロッパの物資を
ギリシア、トルコ、中東へ運ぶ大動脈となったとき、
かなり発展するのではないか、と。

それに、民族、宗教のはざまにある国は、
概して優秀だし、
ボスニアの地理的位置が
なんとなくいい。

7面の「排出量削減 国連の審査 国内初 植林で「承認」
三菱UFJ証券の新手法」。

おお、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)のもとに
開発途上国で植林をしてその温室効果ガス排出量削減努力を
国連から正式に認められた、日本では初めてのケースだ。

やっているのが三菱UFJ証券というところが
世のなかの変化を反映しているようで、おもしろい。

これからこういうケースが続出するといい。
日本はそういうことができる国だ。

8面の「クイズ賞品に自動小銃 ソマリアの過激派組織」。

クイズの賞品に自動小銃が出たことも驚きだが、
アルカイダ系の過激派組織がクイズ大会をやったことが
もっと驚きだ。

そんなことをやるセンスがあるなら、
時代遅れなことはもうやめろよ――
と言いたくなる。

11面の「日産・住商 電気自動車電池再利用で提携」と
同じ面の「車載用電池の量産ライン完成 日立子会社」。

車載用リチウムイオン電池の開発がどんどん進んでいる。
わたしも今日、初めて、
街を走るiMiEVを見た。

37面の「チャーミングな母娘」。

伊集院静さんの記事だ。
パリで見かけた杉山愛さんとお母さんのことを書いている。

伊集院さんが直木賞をとり、
多くの人に読まれている作家だということがよくわかる。

ほんと、素直な、
小学生が書いているのかと思えるほど素直な文章だ。

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by pivot_weston | 2009-10-20 19:10 | 日経新聞

今日の日経から

1面の「世界の株式市場 時価総額「危機前」に迫る」。

各国の株価の「年初来上昇率」が
日本では15.8パーセントだけど、
インドでは79.6パーセント、
ブラジルでは76.3パーセントだという。

お正月に株価が1万円だったとすると、
いまは1万7000~8000円くらいになっているということか。

いやはや、上り坂国家の勢いはバブルなみだ。

3面の「訪日中国人 個人観光ビザ 条件緩和検討」。

これまで中国の人は、
「年収25万元以上」という条件をクリアしていないと
日本に来るビザを発給してもらえなかったという。

ほんまかな――とも思うが、
この条件が緩和されるということは、
これまで、
貧乏な中国の人には来てもらいたくないと思っていた日本が、
もうなんでもええから来てお金を使って――
と思うようになったということだ。

なんともはや。

5面の「イケア・ジャパン社長 ラース・ペーテルソン氏」のインタビュー記事。

「大切なのは労働時間の長さではなく、
決められた時間の中でいかに生産性をあげるかです」
と言うペーテルソンさんに対して、聞き手の岩田三代編集委員が
「日本では有給休暇の取得率も約50%。
仕事と生活の調和(ワークライフバランス)が叫ばれていますが、
現実は厳しい」と語っている。

日本が特別なのではないと思う。
こういう言いかたはよく耳や目にするが、
そういうのはどこか少しずるいのではないか、と思う。

ほんとうにワークライフバランスがいいと思うのであれば、
まわりからどう言われようと、それを実践すればいい。
実践しないのであれば、
そこまでワークライフバランスが大切と思っていないということだから、
「現実は厳しい」などと言って人のせいにするのではなく、
黙っていればいい。

こういうのは、
おかしい、おかしい、と思いながら
自分たちで現状をひっくり返そうとしなかった
自民党政権時代の風土ではないかと思う。

7面の「革命防衛隊に自爆テロ イラン 幹部ら31人が死亡」。

革命防衛隊「に」だ。「が」ではない。
それをイランはアメリカやイギリスのせいだと主張しているという。
ややこしい。
いずれにせよ、そんなややこしい、
誰からもすぐに忘れ去られそうな「one of them」の事件で
31名もの人が命を落としていることがばかばかしい。
イスラム圏の人たちだって、わたしたちと同じように、
かわいい子ども時代を過ごしてきているだろうに。

11面の「デンソー スポーツ指導員を派遣 仕事仲間とメタボ予防」。

先のイケア・ジャパン社長のインタビュー記事がよみがえるが、
スウェーデンあたりでもこうして会社をあげて
社員が一色になって健康維持努力をしているようなことはあるのだろうか。
もっとひとりひとりが独立していてもいいのではないだろうか。

25面の「タクシーに電気自動車」。

四国・松山の富士タクシーがi-MiEVを営業用に導入したという。
お、乗ってみたい。

39面の「尼崎脱線 報告書漏洩 元鉄道部会長が釈明」。

こういう人たちが背広を着て、組織のトップにおさまっている。
わたしたちの世のなかって、なんなのか。

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by pivot_weston | 2009-10-19 18:45 | 日経新聞

今日の日経から

1面の「雇用はつくれるか」。

今年末の、国連気候変動枠組条約締約国の
京都議定書に代わる2012年以降の新たな枠組みを模索するための
コペンハーゲン会議では、
土壌による二酸化炭素の吸収も
排出量カウントの対象になる可能性があるという。

別に、かたちだけカウントの対象になればそれでよいというわけではなく、
現実に、日本に多くあるような黒土の土壌には、
砂漠化した地面を補うだけの環境作用がある。

かりに、先の会議で「土壌」もカウント対象になれば、
日本全国の土壌の醸成や管理の面で
かなりの雇用を創出することができるのではあるまいか。

もちろん、土壌の管理だけでは、
基本的な永続的雇用の創出にはならない。
排出量削減目標を守れない企業に排出削減量を買ってもらって実現する
一時的な雇用になるかもしれないが、
それによって、人が移動することによって生まれる経済というのも
必ずある。

11面の「BRICsに続く新興国市場 パナソニックが開拓」。

大きな企業にとっては、少子化、人口減少という
消費の器の縮小が大きな問題だ。

外国人労働者を大勢導入してその消費の器のなかに入ってもらわないかぎり、
外国で新たなフロンティアを開拓するしかない。

なるほど、バルカン、ナイジェリア……か。
学校で地理の勉強をするより企業の動きを見ていたほうが
世界のいろんな国の国情は理解できそうだ。

13面の「ネット販売で低コスト 戸建て 1000万円未満で エス・バイ・エル」。

そうだよ。
消費財の市場は100円ショップが登場して信じられないほど値下がりしているのに、
どうして住宅市場はいつまでも1000万円以上なの?

37面の「日本、トーゴに5-0」。

今日いちばん感心したのも、やはりこの記事。
いつも紹介している阿刀田寛さんの記事だ。

この人、手もちの表現が豊かなうえに、
その表現が話の内容から遊離することがあまりない。
豊かな表現でうまく呼吸をとりながら、話の内容をたどっている。

この人の記事を読んだら、
サッカーの試合を見るのが、ほんと、何倍か楽しくなるのではあるまいか。
ぜひみなさんにも一読をお勧めしたい。

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by pivot_weston | 2009-10-15 19:25 | 日経新聞

今日の日経から

1面の「岡田外相、アフガン訪問」。

やはり政権交代はよかったかな、
と感じさせてくれるニュースだ。

これまでの自民党外交は、
現場の人に言わせると、違う意見もあるかもしれないが、
はたから見ていると、すべてがあと追い、
諸外国の顔色を見ながらの現実対処型の外交のように見えた。

今回の岡田さんのアフガニスタン訪問は、
本人のお気持ちは現場を見ておきたかったところにあるようだが、
そのお気持ちが世界に対する意思表示のようにとれる。

いくさばっかりがアフガンやないんやで――
そんな意思表示は、
これまでいくさの先頭に立ってきたアメリカのオバマさんには、
やりたくてもできない。

もしかすると、だから、オバマさんも喜んでくれているのではあるまいか。

戦後、日本はアメリカのおかげで
世界の人たちが明日の時代に向かって誰かにしてもらいたい
意思表示ができる国に育ってきている。

世界の国々の表面にいる連中はともかく、
わたしたちと同じように底辺にいる人たちは、
日本にしか担えない役割を担う国の登場を心待ちにしているのではあるまいか。

現実にどうするか、という問題は難しそうだが、
ともあれ、誰も「いくさのない世界にしようや。
そのほうが、イスラムの人かて、ええやろ」と言いだせない世界で、
意思表示をしたのはよかったと思える。

なんでも素朴がいちばんや。

7面の「グーグル書籍検索、理解求める」。

なるほどな。
人類共有の財産を宝の持ち腐れにするより、
みんなで読めるようにしたほうがええやないか――
という論理か。

そら、古文書でもなんでも検索ひとつで読めるようになったらすばらしい。

どこで、うつせみをしのぐ個人の所有財産と
人類共有の財産を区別するかの
線引きを明確にしたらええのやないやろか。

9面の「ゼネコン大手 ビル全面改修を開拓」。

ほらね、
これからの時代は絶対にここに来る。

ビル管理システム(BMS)。

だぶだぶのゆったりした服が好きな人もいるだろうが、
わたしたちのまとっているエネルギーの衣は、
これからピチピチのウェットスーツに着替えていくしかない。

また、着替えたときの効果が、
きっと莫大なものになる。

ゼネコンさん、これまではずいぶん悪玉稼業をしてきたみたいだけど、
これからはそっちの方面でがんばってよ。

BMSの技術はどんどん進歩してまっせ。

22面の「和食に合う甘口ワイン」。

おお、そうそう、大阪にも古いぶどう酒屋さんがあるんだ。

マスカットベリーAを使った甘口か。

まあ、機会を利用させてもらうようで悪いけど、
ルミエールの甲州ぶどうでつくったペティヤン。
これ、とっても、清楚な日本の食文化に合うから、
みなさんも一度お試しあれ。

立派なワインは数あれど、
おれが、おれが――と自己主張されたら、
食事をいただくほうとしてはしんどくなることがある。

23面の「減る公共工事 地元に気配り」。

民主党政権になってから工事の停止や予算の見直しがふえ、
マスコミもいっしょになって批判の波が起こっているけど、
そもそもどこまでが地方のニーズやアイデアを反映したものだったのか。
お金は、ほしかったらもらえるものではない。
都道府県の首長さんたちも、
まずは原点に戻ってそこから考え直さないと。
自分たちのアイデアとニーズで予算を勝ち取る――
それは決して地方分権に反する方向ではないと思う。

1面と31面の「広島・長崎 五輪招致を表明」。

こら、ええ。絶対に、ええ。
誰かさんの東京招致など、なんでや、としか思えなかったけど、
ふたつの都市が離れていたかて、ええやんか。
75年前、この都市とこの都市の人が原爆を落とされたんだと思いながら
往復すればいいんだ。
楽をするだけがオリンピックやない。

これもひとつのオバマ効果かな。
やはり、マイノリティには素朴な視点が宿っている。

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by pivot_weston | 2009-10-12 14:42 | 日経新聞

今日の日経から

5面の「トルコとアルメニア 関係正常化で署名へ」。

わたしの大好きな作家
ウィリアム・サロイヤンさんが生きていたら
どう言うだろう。

アメリカでは、
世界各地の「大虐殺」の結果
開いた才能の花が数多く見られる。

大勢の各界の才人を生み出した
ユダヤ人大虐殺、つまりホロコーストが代表例だが、
オスマン・トルコによるアルメニア人大虐殺の結果、
アメリカへ渡ったアルメニア人のなかからも、
サロイヤンさんのような才能が花開いている。

素朴で、やさしいサロイヤンさんの語り口にも、
「大虐殺」の影が感じられるところがあちこちにある。

動乱がないと人間の才能というのはきらめかないのかもしれないが、
ともあれ、サロイヤンさんの感想を聞いてみたくなった
感慨深いニュースだ。

7面の「ツイッターの活用法指南 デジハリ大学院など」。

ツイッターか。
Facebookというのもあるらしい。
新しいものに対応するのが少し億劫になりつつあるのは、
年をとってきたせいだろうか。

25面の「体調や病歴 手帳で管理 がん患者向け 治療の希望記入欄も」。

この記事を読むと、
どうやら、がん治療の現場での患者と医療従事者のコミュニケーションは
まだ充分にとれるようになっていないらしい。

がん治療の現場におられる医療従事者のみなさんには、
このページでも紹介している妻の闘病記、
『妻をガンから取り戻した記録』の一読をお勧めしたい。

これは、わたしが書いた日記形式の治療記録だ。
1週間単位で作成して、毎週月曜日に病棟のナースステーションに届けていた。
わたしたちはこれによって
すこぶる良好なコミュニケーションがとれた。

ほかの患者さんにも、ぜひお勧めしたい。
がんセンターが患者向けの手帳をつくるなら、
毎日自分の体調のことやなにかを書いて
医療従事者に読んでもらうようにしたらいい。

医療従事者は全員に返事を書くひまがないだろうから、
読むだけでいい。
読んで、日常の会話のなかでフィードバックすればいい。
それだけでも、コミュニケーションはかなり深まる。

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by pivot_weston | 2009-10-11 19:54 | 日経新聞

今日の日経から

いきなり広告では変かもしれないが、
3面の書籍広告「落合信彦 恥の殿堂」。

おお、この人、まだがんばって
思いついたことを書きまくっているんだ。

こうして自分でもブログというものをやってくると、
もしかすると、落合さんが書いてきたものは、
少し時代を先取りしたブログだったのではないか、
とも思う。

それにしても、
「世界に蔓延する恥をメッタ斬りすれば、
その先には誰も知らない真実が見えてくる」のコピー。

これは少し井戸を深く掘りすぎだよ。
ここまで煮詰めてから、
もう一度地上に戻って考えてみたらよかったのに。

8面の「国民生活の豊かさ指数 日本、10位に後退」。

いいのいいの、10番ならいいじゃない。
たとえビリだって、
それでも自分が豊かと思えればいいんだ。

9面の「台湾・自動車最大手 中国・東風汽車と合弁」。

前にも少し書いたが、
台湾は昔から他国ブランドの製品をたくさんつくってきた。

わたしも若いころには、
台湾製の玩具を三角貿易で日本を経由させてアメリカに売っていた。

自動車にまで台湾製はなかったみたいだが、
世界の製品の陰のつくり手が表舞台に出てくることはいいことだ。

13面の「新日石とオリックス自 電気自動車シェア共同実験」。

iMiEVだ。
iMiEVを試してみようという気運が少しずつ広がろうとしているのか。

17面の「「経済大国」の夢覚ますG20体制」。

これまでアジアで唯一「サミット」に参加していた日本が
実質的にG20体制へ移行しようとしている世界の潮流に逆らおうとしている
という。

民主党も、向けるカメラを変えれば自民党になる、
ということに早く気づかないといけない。

日本もアメリカも
これからはイギリスに学ぶことがふえてくるかもしれない。

33面の「野球の魅力 子供に」という川口和久さんの記事。

いいな。
今日の記事は川口さんの生の声がたくさん盛り込まれていていい。
そう、プロ野球界の人も、こういう感じで語ってくれることがふえれば、
もっとほかの世界の人に共感をいだいてもらえると思うのだけど。

同じ面の「楽天CSへ 5年目の独り立ち “多国籍”裏方陣も成長」。

よかった、よかった。
もう仙台を出て30年にもなるが、
それでもあの仙台にできた球団が
こうして大勢の人に喜んでもらえる球団になったのはうれしい。

さすがは野村さん。
やはり野村さんには、
ひとりでぼそぼそと遊べるおもちゃを渡すのがいちばんだ。

34面の「ノーベル生理学医学賞 米の3氏受賞」。

そうでしょう、
このテロメアとテロメラーゼの発見はすごいと思う。

人間の細胞は分裂できる回数が決まっている。
その回数が来たら、染色体を縛っているテロメアがほころびて、
分裂ができなくなり、
ゆっくりと寿命を迎えることになる。

でも、ほころびない細胞がある。
その細胞は、寿命もものかは、
どこまでもあくなき分裂を繰り返そうとする。
それが人間の体内にできる悪性新生物、つまり、がんを生み出す
ひとつのメカニズムだ。

「3氏」の偉業が「実」を結ぶ時代が来てほしい。

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by pivot_weston | 2009-10-06 18:16 | 日経新聞

今日の日経から

1面の「16年五輪 リオで」。

いちばんリーズナブルな結果だと思う。
俗に言う「先進国」が
ピーター・ユベロスが生み出した「オリンピック」という金のなる木を
たらいまわしにして都合よく利用するというのはおかしい。

石原さんは、
困るとすぐになにかにすがりたがる
旧時代の自民党政治家の典型だ。

これで
日系人が大勢いるブラジルにも、
多くの人が安心して暮らせる環境が整うといい。

同じ1面の「米失業率 9.8%に悪化」。

また1980年代に戻らないといいが。

このページでも紹介している『名犬ノップ』の時代。
粉川哲夫さんの『ニューヨーク情報環境論』という本で
はじめて「ショッピングバッグ・レディ」の存在を知った時代だ。

あの時代のアメリカはすさんでいた。
いまのアメリカで心配なのは、景気より治安だ。

7面の「英有力夕刊紙が無料化 広告価値を高める狙い」。

なるほど。
日経や朝日がフリーペーパーになる時代も来るのだろうか。

9面の「「帝国」の衰退、波乱の芽」。

ハーバード大学教授のニーアル・ファーガソンさんの談話記事。
中国の貯蓄とアメリカの消費が結びついた
中国+アメリカ=「チャイメリカ」
がこれからの世界経済のカギを握ると考えているらしい。
なるほど、「チャイメリカ」。
「チャイ」が先に来ているところも、示唆に富んでいる。

11面の「三菱重「MRJ」海外から初受注」。

三菱航空機が、開発中の国産初の小型ジェット旅客機
「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」を
アメリカの航空会社から初受注したという。

宇宙開発もある程度日本に移りそうだし、
うかうかしていると、「チャイメリカ」のあとの「メリカ」は
消えてなくなるかもしれない。

12面の「がん治療施設 民間資金で建設・運営」。

野村不動産、三菱電機、東芝など20社が
共同で最先端がん治療施設を建設して運営するという。

誰の発案、音頭取りだろう。
がん治療のほんの一端をになう施設だが、
このニュースには、なにやら新鮮なにおいがする。

13面の「ビル入居企業のCO2排出量 三菱地所、一斉に開示」。

そう、これから注目産業のひとつがビル管理システム。
ここは、スマートグリッド化とセットで取り組めば、
必ず壮大なマーケットになり、
しかもエネルギー消費のダウンサイジングができる。

同じ面の「(NTN)東欧で等速ジョイント生産」、
「(三木プーリ)デンマークに軸継ぎ手新工場」。

おお、日本の製造技術が流出していくのは中国だけではない。
MRJのニュースなども合わせ、
いろんな面で日本のアメリカ化が進んでいるような気がする。

先の政権交代は世界全体の大きな潮流のなかで起きたことかもしれない。

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by pivot_weston | 2009-10-03 23:48 | 日経新聞