温室効果ガスインベントリ

 少し時期がずれたかもしれませんが、4月に国の温室効果ガスインベントリ報告書が発表されていますので、リンクで紹介しておきます。

 日本のインベントリ報告書
 米国のインベントリ報告書

「気候変動」だ、「地球温暖化」だ、「CO2」を減らさなきゃ、「温室効果ガス」の排出量を減らさなきゃ、と言うときの「減らさなきゃ」いけないものとは、ここで報告されている「排出量」の総量のことをさします。

 見るからにとっつきにくい大部の報告書です。まだ人類が始めてからそれほど間もない取り組みなので、「法」だの「制度」だのというものをひとつひとつ、慣れない手つきで、忘れないように、抜かさないように、たどたどしく縫い込むようにして作られていますから、「生硬」の観もぬぐえません。

 しかし、欧州のように自然の自活能力の疑わしい地域の人たちは、またいつものようにエシックスロンダリングしながら、こういうものを、わかりにくいのをいいことに、わかりにくいまま特権化・専門化し、自分たちの生きていく手立てにしようとするのかもしれませんが、それでは、わたしたちが長く生きていけるようにするために人間の経済活動のむだを省いていこうとしているこの取り組みのそもそもの目的に反しますから、日本の若い人の、とくに時間のある学生さんなどには、ぜひこういうものに、難しくても、片隅からでもとりついてもらって、少しずつでも自分たちの日常言語で語れるやさしいものにし、究極的には、どの家でもおとうさんやおかあさんが子どもに語って聞かせられるようなものにしてほしいと思います。そうしないと、こういうものは利権争奪戦に飲み込まれ、結局はなんの意味もない、あるいは逆効果のものになってしまうでしょう(もちろん、「土壌」あるいは「農地管理」の持つ意味にもご注目いただければと思います)。


by pivot_weston | 2015-06-18 20:19 | ブログ