あふれるふたつの経済の受け皿

米国の連邦債務の累積額が現在設定されている上限値
14兆2940億ドル(本日11時40分現在約1158兆円に相当)に迫り、
いったんは連邦職員の年金制度にお金を出すのをやめて
その危機を回避しようとしていたが、
その一時しのぎの措置も8月2日に期限が迫ってきた。

借金を返さずに、借金できる額をふやすというのは
決していいことではないのだろうが、
この期におよんではそうするしかないから、
1962年3月以来75回目の連邦債務上限の引き上げが
画策されている。

一方では、
日本の「リアルタイム財政赤字カウンター」を見ると、
日本の借金も1138兆210億円あまりに達し、
刻一刻と雪だるま式にふくらんでいる。

わたしたちが享受している文明生活は、
高いビルも、きれいな服も、おいしい食べ物も、楽しいスポーツも、
みなこの借金の上に成り立っている。

この砂上の楼閣が
一気にその現実を暴かれる日が来るのだろうか。

借りたお金を返すにはお金が必要で、
そのお金をつくるにはまたお金を借りるしかない
という堂々巡りが繰り返され、
現在の世界を支えているふたつのため池があふれようとしている。

あふれたときにどうなるか、
自然界は素知らぬ顔で、その翌日にも能天気な日差しを降り注ぐだろうが、
昭和17年にその自然界のほうで
ため池が決壊して家屋を流された家の子孫としては、ちと恐ろしい。

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by pivot_weston | 2011-06-29 12:11 | ブログ