We Shall Overcome

なんか、ふと、
思い出した。

いまから半世紀近く前、
黒人の人たちが絶望的な差別のもとに置かれていたアメリカで、
Pete SeegerさんやJoan Baezさんたちがうたっていた
『We Shall Overcome』。

同じように
シンプルなメロディで心にはたらきかける力があり、
わたしの生活のなかのひそかな愛唱歌になっている
『Amazing Grace』については、
前にもこのブログの記事に書いたことがある。
(右コラムの[検索]ボックスから
「アメイジング・グレイス」で検索してみてください。)

あの歌と同じように、
この『We Shall Overcome』も、
香川県の三豊総合病院という病院のホスピス病棟で
音楽ボランティアをしていたときに、
なんとか患者さんやご家族のかたの心に
外や表へ向かっていくものをつくれないかと思い、
簡単な訳詞にして、
そのボランティアの時間にうたっていたことがある。

もううろおぼえだが、たしか、

1
こえていこう
こえていこう
こえていこう いつか
そう 信じてる
いつの日か
こえていける きっと

2
手をつなごう
手をつなごう
手をつなごう みんなで
そう 信じてる
いつの日か
こえていける きっと

3
こわくはない
こわくはない
こわくはない 今日は
そう 信じてる
いつの日か
こえていける きっと


という感じの詞だったか。

いいかげんなものだ。


We shall overcome
We shall overcome
We shall overcome someday
(chorus) Oh deep in my heart
I do believe
We shall overcome someday

We walk hand in hand
We walk hand in hand
We walk hand in hand someday
(chorus)

We are not afraid
We are not afraid
We are not afraid today
(chorus)


という、原詞の一部しか考えていなかったが、
それはともかくとして、
いまYouTubeで
なつかしいPete Seegerさんの歌声で聴くと、
やはりいい。

We walk hand in hand ...
というあたりでギターのストロークがジャジャジャッとふえてきて
胸を鼓舞されるあたりも
仙台にいた学生時代に下宿の部屋で聴いていたときの感覚と変わらず、
とてもなつかしく、
なかから湧いてこようとする力を感じる。

いまは、いろんなところに、いろんな面で、
意識しているにせよ、無意識にせよ、
なにかをOVERCOMEしたいという内的欲求をかかえている人が
大勢いると思う。

ときには、
こういう歌をみんなで大声でうたってみるのもいい。

そう、わたしなんかは、いまだに、
オバマさんが演説しているのを見るたびに、
この人はあのワシントン大行進のJoan Baezさんの歌声から生まれてきたんだよな、
と思ってしまう。

もちろん、異国人の勝手で気楽な思いなのだろうが、
時代が『We Shall Overcome』という歌にこめられた思いをのせて動いてきたのは
たしかだと、わたしは思っている。

[PR]

by pivot_weston | 2011-06-15 01:30 | 音楽