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今日の日経から

3面の「国民年金 実質納付率 3年連続50%割れ」。

こんな制度があるのだろうか。

20~24歳に絞れば、納付率は24.2%。

基本理念は、
みんなで負担して、みんなが恩恵を受ける制度、のはずだから、
もはやこの制度は完全に形骸化していると言える。

これが「責任力」のある政党の行政の結果だ。

わたしのような自営業者から見ると、
あの政党は国民に「つるむ」ことを推奨してきたように見える。

あ、いや、「つるむ」のが好きなのは、
もう一方の政党のほうも同じか。

組織に勤めていて失業したら、
厚生年金を抜けて、半ば自動的に国民年金に移行する。

世のなかの「失業」という現実は、
すべて一手に国民年金のほうが引き受ける仕組みになっている。

「失業」という現実は組織において発生しているのに、
その原因をつくった組織のほうは、あとは知らん、で、
それなりに出納のバランスを守り、
結果はすべて組織に属さない自営業者たちが背負わされる。

子どもたちの学校で「いじめ」がはやるのも道理だ。

もっと筋の通った制度をつくらないと、
いつか反乱が起こると思うよ。

組織の足は地についていない。
世のなかに生き残るのが組織だけになったときは、
世のなかが倒れるときだ、と思う。


by pivot_weston | 2009-08-24 18:11 | 日経新聞