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清純派と想像力

ふぅ、ひと山。

こもっていると、
とんでもない世界記録が出ても、
インフルエンザがとんでもないはやりかたをしはじめても、
清純派アイドルとやらのとんでもない逃走劇が明るみに出ても、
なんだか、ああ、おやおや、という程度にしかついていけない。

でも、このアイドルとやら、
「清純派」とは違うもうひとつの顔があったといって非難するのは、
どんなものか。

そもそも、「清純派」なんて顔はないはずだから、
それと違う顔があったって、あたりまえのこと。

むしろ、そんな、ありもしない顔を
進んでかぶせられ、かぶっていたとしたら、
そこにこそ、この人の二面性があるような気がする。
つまり、「清純派」なのに……ではなく、「清純派」だからこそ……ということか。

なぜか、テレビに映し出される逃走経路の地図を見ていると、
子どもたちが幼かったころ、
わたしたちに隠れてなにかをしようとしていたときの姿がよみがえる。

本人は隠しているつもりでも、
親から見るとスケスケに見えている姿だ。

ま、それから一世代ほど前には、
こちらも親の目に同じように映っていたのだろうが。

子どもの隠しごとの普遍的な骨格のようなもの
が見えているのかもしれない。

あ、いや、この人には、
手助けしたオジサンがいたらしいが、
ま、そのオジサンも根は若かったということだろう。

闇に逃げると、いずれああして逃げ惑うことになる。
隠しごとをほどよいところで踏みとどまれるかどうかは、
そこの想像力にポイントがあるのかもしれない。


by pivot_weston | 2009-08-20 09:42 | ブログ