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再起動

ブログ上では4日間になったが、
実質的には2日と半日のオフは
とてもいい感じで過ごせた。

毎日、ゆったりと眠り、
静かに目をさまし、
のんびりと街を歩いた。

相変わらず、
3階に住んでいるのに4階と勘違いして、
セキュリティキーで上がれない4階に上がろうとして
ガードマンさんにお手伝いいただくという、
わたしならではスッタモンダも演じたが、
もう3度目の街。
外へ出ると、もう街の地図を頭に入れて
どこへでも好きなところへ行ける
(といっても、実際には、
気に入っている根城周辺の街をぐるぐるしただけだが)。

強烈な日差し、
ランニングシャツ姿でにぎやかに生活する人たちが
なつかしかった。

まあ、帰ってきても
とくになにががらりと変わったということはない。

頭のなかの流れを
少しすっきりさせたということか。

生きていくということは、
つねに目の前のできごとに
それはそれとして取り組んでいくということだろう。

帰ってさっそく買った日経新聞の「私の履歴書」。
30日付は「オヤジの死」。
加山雄三さんの父、上原謙さんに関する記述は、
まるでわたしの気持ちを代弁してくれているように読める。
こういうことなんだよ、みんな――と感じる。

わたしと同じような立場を体験している人は世のなかに大勢いる。
でも、大勢いるからといって、
世のなかの人たちに理解されているとはかぎらないのだな、
ということをつくづくと感じる。

代わって、今日は「いのち果てるまで」。
いきなり『旅人よ』ときた。

いい曲だ。
気に入ってホスピスのボランティアでもうたっていたら、
丸亀市の元歌手の住職、三原さんに音程をほめられた思い出の曲だ。

正確な音程なんて、よくわからない。
でも、心地よさから次の心地よさを求め、
心地よい時間の流れのなかにおさまっていられたときというのは、
たいてい結果として、
音程というひとつのパラメータもドンピシャになったりするものなのだろう。

少し引用する。

「72歳になっても、「永遠の若大将」といわれる。
「若大将」のイメージが強すぎて、俳優としてはマイナスになった面もあるだろうが、
音楽家としてはまったく逆である。
多くの人々と共有した夢の世界が「若大将」で、
僕の音楽はそこに誘う呪文のようなものかもしれない」

まさに、まさに。

音楽には、人の生活する空間を一変させてしまう力がある。

ホスピスで音楽ボランティアをやっていたときも、
歌をうたいだすと、その空間が変わった。
90歳を越え、ご自分の年齢も忘れがちになっていたおばあさんが、
みんなで『籠の鳥』という歌をうたいだすと、
目を少女のように輝かせ、
7番まで、ひとりだけまったく歌詞を見ずにうたいとおした、
なんてこともあった。

米をつくり、服を縫い、車をつくり、家を建てている人たちは、
間違いなく人のために役に立って生計を立てている。
でも、そうではない、なんだかわけのわからない空気をつくっている人たちも、
間違いなく人のために役に立っている。

そういう意味で、加山さんのこの連載の結びの言葉、
「夢をこころに、いつまでも」は、
多くの人の胸に、生きていくためになくてはならない空間を提供したことだろう。

いい時期に、いい連載をしてくれた。
加山さんにも、日経さんにも、多謝多謝(ドォシャドォシャ)だ。

さ、いいものをもらったらこちらもその流れを還流させねば。
お、そろそろ再起動ができて、デスクトップが表示されたかな。
さあ、またアクセクアクセクの始まり、始まりぃ~。


by pivot_weston | 2009-07-31 11:54 | ブログ