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鳩山報道の怪

いつか誰かがはっきりさせてくれるものと思っていた。

でも、いつまで待っても、
わたしがテレビや新聞を見ているかぎりでは、
そういう人は現れず、
逆に、「どうしてあそこまでエスカレートするのか?」と、
鳩山邦夫さんのかたくなな姿勢を疑問視するコメンテーターばかりが目につく。

でも、鳩山さんだって、
自分が投げかけた疑問に誰も答えないのでは、
主張を曲げるどころか、まずもって、次へ行きようがなかったのではあるまいか。

そもそも、鳩山さんが投げかけた疑問は、
郵便局の「かんぽの宿」がとんでもなく安い値段で不動産屋に譲渡されようとしている、
しかも、その譲渡先が、政府の規制改革会議の議長として郵政民営化議論の中心になっていた
宮内義彦さんのオリックスだった、
これ、なんかおかしいんじゃないの?――ということだったはず。

おかしい。気色ワル――とわたしも思った。

自民党の議員が、なにか都合の悪いことがあって、
この素朴な疑問を「郵政民営化・賛成か反対か」の議論にすり替えていくのはまだわかる。
でも、マスコミの人までが、この素朴な疑問の核心を回避しようとしているように見えるのは、
ますますもって気色悪い。

宮内という人には、よっぽどなにかがあるのだろうか?
宮内という人と小泉という人のラインには、よっぽどなにかがあるのだろうか?

このままでは、そう感じてしまう。
郵政民営化がいいか悪いかなんて、このさいどうでもいいから、
マスコミの人でも、上の「という人」たちの陣営の誰かでも、誰でもいいから、
まず鳩山さんが提起した疑問の核心をすっきりさせてくれる人は現れてくれないものだろうか。

ね、そう思わない?
気色悪いよ、これは。