元気の出る手紙

マダム・ランケッサンの手紙を読んだ(わたし宛てではないが)。

昨年まで、ボルドーのピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドというシャトーをやっていた人。
数年前まではボルドー・ワイン・アカデミーの会長を兼ね、
アカデミーを代表して日本に来たこともある。

80歳を過ぎて元気、語り口は強く、笑顔は若々しく、かわいらしい。
少女時代にナチス支配下のボルドーでレジスタンスをかくまったことが
名著『ワインと戦争』にも紹介されている「伝説の人」でもある。

そのマダム・ランケッサンがピション・ロングヴィルを売った。
さすがに引退かと思っていたら、とんでもない、
ルミエールの塚本さんのところに届いた手紙を読むと、
2003年から南アフリカのケープタウンの近くに60ヘクタールの土地を買い、ブドウを植えていて、
いよいよ心機一転、そちらで本格的にワイン造りを開始するという。

その決意表明の手紙だ。

すごい。

フランス語ではなく、英語で書かれているが、
マダムの強い心の内が伝わってくる躍動感あふれる文章だ。
読んでいるうちに、その強い波動がわたしのなかにも伝わってきた。

わたしもこういう文章を書きたい。
こういう文章を書ける生き方をしたい。

そう、強く思った。

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by pivot_weston | 2009-01-01 01:16 | ワイン